iCloudを試してみた(iPhoneとWindows7機のコンビ)

せっかくサービスを開始したiCloudですが、所有しているMacBookの搭載メモリがインストール基準を満たしていないためSnow Leopardのまま。てことで、Windows 7をインストールしてある自作機サンディイレブンでiCloudのフォトストリームを試して見ました。

1. AppleのサイトからiCloud Control Panel for Windowsをダウンロードしてインストール。

2. ウィザードが始まります。iCloudを利用するApple ID等を入力してサインイン。

3. 次に設定画面が表示されるのでフォトストリームをチェックします。すると右側のオプションボタンが有効になるのでクリック。

4. オプション画面が表示されます。この時Uploadsフォルダは自動生成されますが、My Photo Streamフォルダは生成されないので、自分で作成後変更ボタンをクリックして指定し直しておきます。

5. 次にiPhoneの設定画面からiCloudを選びフォトストリームをオンにします。

6. これで準備完了です。私はてっきりiPhoneのアルバムの写真が一気に同期を開始するのかと思っていましたが違っていました。これからiPhoneで撮影、またWindows機のUploadsフォルダに投げ込んだ写真ファイルから適用になるようです。

7. Windows機側でiCloudのために使用するフォルダは、デスクトップあたりにショートカットを置いて、アイコンをiCloudっぽく変えておくと使いやすいかも知れません。

ここからいろいろと試して見ました。iCloudにおけるフォトストリームの概要はAppleにも解説がありますので、一度目を通したほうがいいでしょう。

ここからいじくり開始です。まずはiPhoneでスクリーンショットを撮影。数秒後にWin7機のMy Photo Streamフォルダに撮影したスクリーンショットのファイルがドン!おーーーー、Cool。この時iPhone側ではアルバムにスクショが保存されると同時に、フォトストリームという別なアルバム?になるんでしょうか、それが作成されてその中に同じスクショが保存されます。

でもって次はWin機のUploadsフォルダに高解像度の写真ファイルを投げ込んでみます。すると数秒後にWin機のMy Photo Streamに写真ファイルが現れるのと同時にiPhoneのフォトストリームアルバムにも転送されました。

今度はWin機のMy Photo Streamフォルダの中にあるファイルを1つ削除してみましたがiPhone側のフォトストリームアルバムにある該当のファイルは削除されませんでした。同様にiPhoneのフォトストリームフォルダにある写真を削除しようとしましたが、メニューには削除の項目はありません。Win機のiCloudコントロールパネルでフォトストリームの項目のオフにして再度オンにしてみましたがMy Photo Stream内のファイルには変化はありませんでした。

MacのLion上でのiCloudの挙動が同様なのかは分かりませんが、Win機に関して言えばiCloud内の写真ファイルとリアルタイムには同期作業は行なっていないようです。もし間違えてファイルを消した場合は、iPhone側のフォトストリームにある写真を「カメラロールに保存」させれば、再度iCloudからMy Photo Streamフォルダにダウンロードされます。

さらっとiCloudのフォトストリームを使ってみましたが、非常に素晴らしい機能ではないかと思いました。まどろっこしい転送用のAppやサービスを途中にかませなくてもよく、いとも簡単にすべてのデバイスにメディアを送ることが出来ます。自分はiTunesのIDとは別のApple IDを持っていたので、それをiCloud専用で使ってみましたが、仮にこのIDを信用のおける家族ですとか友人に教えて、そのIDでiCloudに接続してもらえれば、面倒なファイルのやり取りをせず、たとえ遠く離れたところにいてもサクッとiCloud経由で転送できます。

さらなるiCloudの発展を祈っています。