Torchlightにどっぷり

どのようなゲーム内容かほとんど分からずに、昨年のSteamの年末セールで$4.99で購入したTorchlightですが、数日前からプレイ開始しました。どんなゲームかというと、ディアブロ2ぽいゲームスタイルを維持しつつ、マルチプレイや多様なゲームシステムの機能をバッサリとそぎ落とした感じでしょうか。

メインクエストはひたすら地下ダンジョンに潜って下へ下へと進んでいく仕様になっており、サブクエストは1回ポッキリのダンジョンやNPCが開いたポータルから侵入するダンジョンなどがあります。ちょっと荒削りな部分が目立ちますがなぜかハマってしまうこのゲーム。自分のハマリ度的にはついこの間クリアーしたCrysis2よりも没入感はあります。人間の欲求…次のフロアーはどうなってるのか、もっと良いアイテムがドロップするんじゃないか、新しいスキルやスペルはどれくらいすごいのか…などなど自然とこの手のゲームをプレイすると湧いてくる欲求に対してのレスポンスが非常に良いため、休憩するのも忘れてプレイしてしまうほどです。1フロアーのボリュームも狭すぎず広すぎず、平日仕事が終わってから1日に1フロアー的なプレイ方法も出来るので小気味良く遊べます。

英語版が故のクエストの内容が分からない不安もなんのその、内容が分かってプレイ出来ることにこしたことはありませんが、分からなくても問題なし。画面にでっかくクエストコンプリートと表示されたらポータル開いて街へ戻って完了報告。ついでにインベントリ整理。まだクエストを受けれれば受けてから先程出てきたポータルからダンジョンへまた戻るのくり返し。また、好き勝手なところでゲームを終了させても、次回はそこからコンティニュー出来る新設設計となっており、これは非常にありがたいです。さらに、武器や防具のエンチャット、宝石類のアップグレードもしっかりと実装してあり、おかげでアイテム収集のモチベーションを維持出来るようになっています。

実際の戦闘の方は、一歩間違えばクリックゲーになりそうな感じですが、スキルエフェクト・召喚スキルなどによりかなり見た目派手なバトルが楽しめるので、ぼーっとしながらクリックするゲームにはならないようになってます。

と、自分が感じたいい点だけ書きましたが、荒削りが故の弊害もいろいろあります。スキルの他にキャラクターは4つのスペルを習得出来るのですが、レベル28の自分のキャラクターはひとつもスペルを覚えていません。逆を言えば問題なくクエストを進めることが出来ているので、スペルシステムはなくてもいいんじゃない?ということになります。一方スキルの方はキャラクタービルドに必要であり、いっさいポイントを振らずにアイテムの素の能力だけでクエストを進めるのは非常に困難です。スペルシステムとゲーム進行をうまく結びつけれればさらに面白くなるでしょう。

ただ多種多様なシステムを実装してしまうと、どうしてもプレイする側もどっしりと構える必要に迫られますし、限られた時間でプレイするにはちょっと…的になってしまうので、これくらいがちょうどよいのでしょう。Torchlight 2の開発も順調なようでマルチプレイも実装されるようです。この初代Torchlightのとっつきやすさとハマリやすさを維持しつつ楽しく仕上がった2作目になってくれれば嬉しいですね。