SoftEther VPNとReal VNCのコンビ

先日、SoftEther VPNが正式にフリーウェアとして公開されたこともあって、早速インストール。しかし、自分の環境にインストールしても劇的に何かがすごく便利になる訳などないのは明らかでしたが、暇つぶしも兼ねてインストールして設定開始。インストールしたPCはWin7 x64機のサンディイレブン号。

設定も無事に終わりVPNサーバーがしっかりと稼働しているかiPhone5から確認。VPNなんぞオンにしたのはiPhoneを使い始めてから初めてですね。うまく接続できると、こんな感じにVPNマークが表示されます。
これで外出先からサンディイレブンにVPNを用いたアクセスが可能となりました。試しにiPhoneのSafariからルーターのローカルアドレスを打ち込んでみるとちゃんと設定画面が開きます。グローバルIPを取得していない環境ですがDDNSを使ってくれるのでその点も問題なし。SoftEther VPNすごいっす。

が、何のサーバーも立てていないサンディイレブンにVPNによるアクセスができるようになったからといって、何のメリットも自分にはありません。
ネットを検索してみると、VPNとIP電話アプリをiPhoneで使えば、自宅にあるIP電話網を利用して無料で電話がかけ放題的な記事が多数みられましたが、自宅はBフレッツでもIP電話は契約してないので関係なし。SoftEther VPNのお遊びもここまでかと思っていましたが、ふと思いついたことが。

VPN使えばiPhoneは自宅のルーターに接続してあるAirMac ExpressWiFi経由のLAN側に繋がっているのと同じ、てことはサンディイレブンをリモートコントロールできる...ってことでいろいろ調べて、まずはサンディイレブンにReal VNCサーバーをインストール。iPhoneにはVNC Viewerアプリをインストール。設定は済みましたが中々iPhoneから接続できません。原因はWin7のファイヤーウォールでした。XPの時はファイヤーウォールはフルオフで、ルーターで防壁を構築してましたが、Win7になってからはファイヤーウォールを有効にしていました。Win7にはパブリックとプライベートの2種類のプロファイルがありますが、プライベートプロファイルの方にReal VNC用のポート番号に対してTCPとUDPそれぞれ受信規則を追加しないとだめなようです。

その設定を済ませてから再度VNC Viewerを起動させコネクトすると...おぉ、3G回線でもこんだけいけるんかってくらい使えます。自分の場合、自宅にいてVPN接続できたところで意味なし、LAN内のiPhoneやMacからリモートコントロールできたところで意味なし。ところが、自宅LANから外れた場所からVPN接続でリモートコントロールできるとなると話が変わります。iPhoneからWin7機のサンディイレブンに接続して操作する模様をxRecで録画してみました。内容は、
  • 文字を打ち込んで検索
  • キーボードエミュレータ?でAlt+F4でプログラムを閉じる
  • PCゲームの起動と終了
です。長ったらしいところは多少カットしています。iPhoneとサンディイレブン双方の画面を見ていましたが、iPhoneでマウス操作はほとんどラグ無しでサンディイレブンに反映されていましたが、サンディイレブンからiPhoneへの情報伝達がもたつくようです。撮影時Real VNCサーバーは初期設定のままでしたが、軽くする設定いろいろあるので問題なしでしょう。

SoftEther VPNとReal VNCのコンビはいい勉強になったっす。